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Glossary: Vintage
ヴィンテージ [Vintage]

ワインの原料となった葡萄が収穫された年。フランスではミレジム(Millesime)とも云ふ。
ラベルにヴィンテージ(例えば、1998とか)が書かれている場合、その年に収穫した葡萄を100%使っていることを示す。逆に、いろいろな年の葡萄を使っている場合は、ヴィンテージは表示されない。これをノン・ヴィンテージ(Non-vintage)といいます。通っぽくノンヴィンと言ったり、ワインリストにはNVとかn/vと書かれたりします。

d0044460_5172887.jpgd0044460_5174643.jpg一般に、ヴィンテージものよりノンヴィンテージの方が、カジュアルで値段も安く、手頃に気楽に飲めるのがノンヴィンです。
例えば、有名なシャンパンにルイ・ロデレール(Louis Roederer)というのがありますが、ここの高級ブランド・クリスタル(Cristal)[写真左]は必ずヴィンテージが入っていて、ヴィンテージによって値段が違ってきます(最低でも1~2万円)。でも、同じロデレールのノンヴィン[写真右]だと店頭で3500円くらいで買うことができ、ロデレールの高級感の片鱗を味わうことができるわけです。

そういう前提で、レストランに行ってソムリエに「今日は、ロデレールのノンヴィンでいいや」なんていうと、独り善がりに浸ることができるでしょう。さらに、生まれ年を聞かれて、「いやー、僕はノンヴィンなんですよ」なんて答えたら、もっとディープに独り善がりに浸れます。但し、それ以上会話が続かなくなると言うリスクは大いにあります。

*おまけ薀蓄(その1)
ヴィンテージ入りのワインの中でも、特にいい葡萄ができた(=いいワインができた)年を、ヴィンテージ・イヤーとか偉大なヴィンテージ(グレート・ヴィンテージ)と言うこともあります。例えば、フランスのボルドーの1980年代だと、81,84,87年(イースーチー!)を除いて、いいヴィンテージが揃い、特に88,89,90年は偉大なヴィンテージと評されてます。

*おまけ薀蓄(その2)
ヴィンテージをランク付けして、各年・各地域ごとに並べたのが、いわゆるヴィンテージ・チャートで、例えば、ワイン評論家ロバート・パーカーJRのチャートはこんな感じ
プロの方はチャートを全部覚えているのかもしれないけど、通ぶるだけの目的であれば、全部覚えるのはその目的に比して過大な労力がかかることになります。なので、上記“イースーチー!”のように、好きな産地の特定の部分だけ覚えておくのがお薦めです。ネタとして5回は使えるでしょう。
なお、どの部分を覚えるかは、自分が求める実用度と通ぶりたい度のバランスによって変わります。前者の度合いが高ければ、ボルドー、ブルゴーニュなどの有名産地を、後者の度合いが強ければ、ニッチな産地のニッチな年代を覚えてネタとしてワイン通の友人と被ることのないようにします。例えばNYとか。
あるいはそこまでしなくても、自分の生まれた年のヴィンテージが良かったか悪かったかだけ覚えておいて、それを会話の片隅でチラリと披露すると、「お、やるな」と思わせることが可能かもしれません。少なくとも、エセワイン通はそんな一言で怯みます。
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by non-vintage | 2006-03-04 07:44 | Glossary