今回は、自転車の話。
先週の日曜日、アウトドア派の親友Kに誘われて、マンハッタンとニュー・ジャージーの北部を自転車で駆け抜けるツアー、MS BIKE TOURに参加。 自転車などもう何年も乗ってなかったので逡巡したけど、昔は自転車好きだったことを思い出した。小学生の頃、東京の実家から葉山まで数十キロの道程を父と兄と僕の3人で自転車で走った。それが癖になって高校生くらいのころまで、独りでよく遠出をしたっけ。 そんな昔の思い出に背中を押され、体力に不安を感じつつも、今回は、60マイル(約96km)のコースに挑戦。 このツアーのために、FDR DriveもLincoln Tunnelもすべて通行止めにしてしまうところがなんともアメリカらしい!普段自転車では走ることができない高速道路を走るのはかなりの優越感を味わえる。NJの森林地帯も、GWブリッジからの景色も最高!やっぱり自転車いいなあ。 コースは、South Street Seaportをスタートして、FDR DriveとWest Side Highway(もちろん自動車は通行止め)の上を走ってマンハッタンを約1周。これで30マイル。 そのまま、Lincoln Tunnel(ここももちろん車両通行止め)を潜ってNJに渡り、そのまま北上。北部の森林地帯をぐるっと回って、George Washington Bridgeから再びマンハッタンに入り、そのまま南下。Chelsea Pierでゴール。 合計60マイル(約96キロ)。朝8時にスタートしてゴールが午後3時過ぎ。休憩を抜いて賞味約6時間のツーリング。 個人的にベストポイントは、 ・Lincoln Tunnelの下り(暗闇の中を50km/h近いスピードで下る!) ・NJ北部ハドソン川沿いの森林地帯(Palisades State ParkからPalisades Park Dr。山あり谷ありの[ツールドフランス風に言えば]“山岳”コース。) ・GW Brigde(橋の上から見える、マンハッタンのビル群の直立とハドソン川のフラットの対比が印象的) 正直、後半は完全にバテた。ちょっとの上り傾斜でも脚に力が入らない。完全にKの脚を引っ張りました・・・。Kは来年100マイルに挑戦しようと言う。今年のリベンジのために真剣に考えようかな。 翌日、全身の筋肉痛に加え、膝と坐骨が多めに痛んだけど、 身体全体に風を感じて駆け抜ける爽快感。 進むに連れて変わる景色、空気、温度、湿度を体中で感じ取る。 両脚が軋み苦しむ上りと、その後にある美しい景色と天国の下り。 ギアを入れ替えしながらくいっくいっと前に出て行くときの興奮。 自転車の楽しさを数年ぶりに改めて感じた一日だった。
by non-vintage
| 2005-10-19 07:29
| Sports
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